JAあおばの活動などを、随時発信していきます
農業のこと JAあおば花き出荷組合 シャクヤク 目揃会 出荷最盛期
JAあおば花き出荷組合の令和元年産シャクヤクは5月1日(水)より出荷が始まり、5月13日(月)に最盛期を迎えました。
この日は出荷と合わせて生産者約50人に向けた目揃会を開催し、生産者へ今年の気象経過をもとに、「切り前」を確認しました。
シャクヤクの出荷規格のことを「切り前」と呼びます。
シャクヤクは開花した状態ではなく、開花直前のつぼみの状態で出荷します。
出荷から店頭へ並び、お客様がお買い求めするまでの期間を、生産者自らがつぼみを確認して開花日を予測し、適当なものを収穫、選別、梱包します。
品種ごとに固さや開き具合など出荷に適した「切り前」は異なるため、目揃会は実際に出荷に適した段階のつぼみをもつシャクヤクを生産者全員で確認し、「切り前」の周知・共有を図る目的があります。
JAあおば花き出荷組合は現在58農家がシャクヤク栽培に取り組んでおり、今年は5万本の出荷を見込んでいます。
また、今回は4県、5か所から花き市場の担当者を招き、市場ごとの出荷状況を伺いました。担当者からは「今年は4月が低気温で推移したため、出荷初期は全体的に大きさにばらつきが出やすくなっていた。生産者の皆様には切り前を徹底していただき、安定したシャクヤク出荷をお願いしたい」、「あおばのシャクヤクは選別がしっかりしている。長期的な出荷を期待したい」と話しました。
この日、目揃会当日には5,650本/16品種が市場へと出荷されました。
JAあおばジンジャーガールズ&ボーイズ 農業のこと しょうが
(写真は昨年の収穫直前のしょうが)
JAあおばジンジャーガールズ&ボーイズは5月8日(水)に令和元年産のしょうが栽培研修会を開催しました。
参加した会員約30人に対し、富山農林振興センターのしょうが担当普及指導員より、令和最初となるしょうがの出荷に向けた栽培準備から出荷までの手順を「栽培研修会 ~土づくりから収穫まで~」と題し、講義を行いました。
しょうがを栽培する上で、主な病害である「根茎腐敗病」とアワノメイガ・ヨトウムシ類の虫害への対策は必要不可欠です。
特に「根茎腐敗病」は降雨や冠水によって病原菌の感染拡大が起こりやすいため、水はけが良い圃場づくりを行うことが重要になってきます。
講義では栽培こよみを活用しながら、上記の病虫害への対策のいろはを紹介。除草や消毒、追肥など、時期ごとに必要となる薬剤や資材についての解説も行われました。
また、しょうがと混植することで、より成育を助ける作物として里芋の紹介も合わせて実施されました。里芋は葉が非常に大きくなる作物であるため、日陰を作りやすいのでしょうがが苦手とする過剰な高温への対策になるそうです。
担当者は「根茎腐敗病を防ぐ意味でもしょうが圃場は3~4年の輪作が必要です。種しょうがは病気のチェックを行い、感染が疑われるものは植え付けをしないようにして下さい。また、しょうがは乾燥にも弱いので気温の低い時にかん水してあげるなど、しょうがが育ちやすい環境を作ってあげて下さい」と話しました。
リニューアルから5年を迎えた大沢野地区のJA農産物直売所「あおばの里 みのり館」は、4月20日(土)21日(日)の2日間、5周年記念イベントを開催しました。
当日は大沢野地区直売会の会員から来店したお客様へ草餅の無償配布と、土曜日限定のJAあおば特産品『輝しょうがカレー』の試食販売を行うとともに、店内では2日間限定セールとして、特産加工品や一部商品を特別価格で販売しました。セール品の試食会も店内で実施され、来店したお客様は無償配布の草餅とビンゴカードを手に、買い物を楽しんでいました。
また、当日からのキャンペーンとして、4月20日から30日までの期間限定で「買い物でビンゴ」キャンペーンを開催。
こちらは生鮮食品から花きや特産品など、購入した商品に応じてビンゴのマスが埋まり、列が揃うとビンゴ数に応じた商品と交換ができるものです。
お米のこと 早期栽培米 ミネラル栽培 てんたかく
早期ミネラル栽培米の田植えが4月17日(水)に行われました。
この日、田んぼに植えられたのは平成16年に登場した富山県米「てんたかく」。
早期栽培は「早場米」とも呼ばれることもあり、通常の田植え時期が5月中旬となる中、早期栽培では4月中旬に田植えを開始します。作付開始時期を早めることで、普段の水稲よりも約2か月ほど早い収穫を可能とします。
また、この早期栽培米はミネラル栽培と呼ばれる栽培方法でも作られており、水に富山県の海洋深層水、そして肥料にミネラル肥料を使われることが特徴です。
ミネラル栽培米は、ふっくらとした炊き上がりかつ冷めてもおいしいお米へと育ちます。炊き立てを楽しむだけでなく、おにぎりやお弁当にもおすすめしたいお米です。
今回田植えされた早期ミネラル栽培米「てんたかく」は、毎年9月開催の八尾町伝統行事『おわら風の盆』での出荷を予定しています。
『おわら風の盆』会場での販売のほか、営農経済センターでも数量限定で発売されます。お買い求めはお早めに。
JAあおば お米のこと 育苗作業 第1号
JAあおばのカントリーエレベーターで平成31年…改め令和元年産水稲の育苗作業が進行中です!各地区のカントリーエレベーターでは全自動播種機を用いた機械作業で播種を行っています。
播種には主に3つの重要な要素が存在します。
① 床土
水稲の根っこをしっかりと定着させる上で欠かせない土が床土です。
栄養価と通気性に優れた軽い土が好まれ、まずはこれを育苗箱の底へ敷き詰めます。
② 播種
専用の播種プラントを用いて、床土の上から種もみを均一になるように蒔きます。
③ 覆土
種もみの上から土を被せることを覆土といいます。種が発芽しやすいように適切な厚さを均一に被せています。
こうして育苗箱での播種と水やりを終えた水稲種子たちは、種子が発芽するまで育苗器(発芽に適した環境を用意した部屋や施設)で約3日間保管されます。発芽した苗は育苗ハウスへと搬入され、次は1枚目の葉を大事にまっすぐ育てるための緑化期へと移っていきます。(次回へ続く)